『日本ハーブスイーツ協会』のきっかけ

2025年07月27日 17:22
日本ハーブスイーツ協会


パティシエ歴30年の知恵と、妻の想い:『日本ハーブスイーツ協会』に込めた夫婦の物語

1. 受け継がれたハーブの心:妻の願いが形になった日
物語は、妻・亜樹の、ある願いから始まりました。「この優しいハーブスイーツの魅力を、もっとたくさんの人に届けたい」。鳥取県倉吉市の豊かな自然に囲まれた地で、私たちはかつて、小さなログハウスのハーブスイーツ専門店『ハーバルコパン』を営んでいました。陽光が差し込む、木の香りに包まれた店内で、妻が心を込めて焼き上げたハーブの香るお菓子たちは、訪れる方々の心をそっと癒し、日々の暮らしに穏やかな彩りを添えていました。

妻は今新たな活動として、その温かな人柄で多くの方を惹きつけ、料理教室やお菓子教室を開き、その教室を通じて人々と直接触れ合う喜びを感じています。

しかし、ハーブスイーツへの深い愛情と、「もっと世に広めたい」という純粋な想いは、変わらず心の中に深く息づいていました。

そんなある日、妻が何気なく口にした言葉が、私の中で新しい未来の扉を開きました。「教室業も楽しいけれど、ハーブスイーツ自体には、やっぱり大きな可能性を感じるんだよね」。パティシエ歴30年の私の目に、その言葉は、ハーブスイーツが持つ「人の心を豊かにする力」を鮮やかに映し出しました。それは、単なる美味しいお菓子作りを超えて、日々の暮らしにささやかな幸せを添える、新しい文化を育める予感でした。妻の願いを形にしたい。そして、私自身の長年の経験と、ハーブや自然への深い造詣を、この豊かな世界に活かしたい。

そうした想いが、私たち夫婦が二人三脚で日本ハーブスイーツ協会の資格講座の構想を温め始めた出発点になりました。

気付けば私は、

『それなら、講座作ってあげるよ。』と、妻に返事をしていました。

2. ベテランのパティシエがたどり着いた境地:自然の恵みと手仕事の喜び
私たち夫婦は、長い歳月を、お菓子作りの探求に捧げてきました。その道のりは、常に「どうすれば、もっと心を込めた、優しいお菓子が作れるか」という問いと共にありました。繊細な素材と向き合い、火加減や生地の状態に細心の注意を払いながら、お客様の笑顔を思い浮かべてきた日々。そんな私たちが、ハーブと出会い、そしてハーブスイーツとの出会いを通じて、パティシエとしての新たな喜びと可能性を見つけました。

それは、自然の恵みであるハーブを活かし、香りや彩り、そして心身にそっと寄り添う効能までもが、日々の暮らしを豊かにするお菓子を生み出すことです。

協会の講座で学ぶハーブスイーツは、単なるレシピの羅列ではありません。例えば、自家製の庭で育ったハーブを摘むところから始まり、その香りを閉じ込めるための丁寧な下処理、そして長年の経験から培われた確かな製菓技術で、ハーブの力を最大限に引き出す方法を学びます。

ハーブの繊細な風味を損なわないよう、独自の配合や焼き方を研究し、最高の一品へと昇華させる。アレルギー対応スイーツなどにも長きにわたり携わってきた経験から、誰もが安心して楽しめるお菓子作りへの配慮も、講座の根底に流れる大切な精神です。長年の手仕事で培われた技術が、このハーブスイーツの世界をより深く、そして豊かにしてくれています。

3. 鳥取・倉吉の自然と共に:日々の暮らしに寄り添うハーブと心
日本ハーブスイーツ協会は、美しい自然に恵まれた鳥取県倉吉市に拠点を置いています。この場所は、私たちのハーブスイーツの「ふるさと」であり、創作のインスピレーションの源でもあります。私たちのハーブスイーツは、この地の清らかな空気と、太陽の光をいっぱいに浴びたハーブの生命力から生まれます。それは、日々の暮らしの中で、自然と共に生きる喜びを大切にしたいという、私たち夫婦の想いそのものです。

協会の事務局として使用している、植栽のハーブに優しく囲まれた自宅横のログハウスの温かい雰囲気は、まさに私たちの暮らしの延長線上にあります。朝起きて、自宅の庭でハーブや季節の野菜を育てる中で感じる、土の温もりや心地よい風。こういった日々の営みは、私たちにとって大切な時間です。

そうした日常の営みが、私たちのハーブスイーツに、優しさと深みを与えているのだと感じています。私たちは、このハーブスイーツを通じて、自然の恵みを分かち合い、人々との温かい交流も大切にしています。

私達の協会が、単なる学びの場ではなく、自然と人との繋がりを大切にする存在であることを伝え、皆様の日々の暮らしの中に、そっとハーブの息吹を取り入れ、心穏やかな時間を過ごすことを提案しています。

4. 「日本ハーブスイーツ協会」が目指す未来:心豊かな食卓と穏やかな日常へ
日本ハーブスイーツ協会が目指すのは、単にお菓子作りの技術を伝えることだけではありません。「自分らしく輝く毎日を応援する」という理念のもと、ハーブスイーツを通じて、日々の食卓に彩りを添え、穏やかな日常を育むお手伝いをしたいと願っています。

協会のウェブサイトに掲載されている、植栽のハーブに囲まれたログハウスの事務局の写真が示すように、自然と共にある心豊かな暮らしの象徴としての協会の姿を描きます。私たちは、ご受講くださる皆様がハーブスイーツ作りを通して、新しい趣味を見つけ、同じ想いを持つ仲間と出会い、そして何よりもご自身の心を豊かにする喜びを体験できる場となることを願っています。

この講座が、日々の喧騒から離れ、心穏やかな時間を過ごしたいと願う全ての方々にとって、そっと寄り添う存在であってほしい。そう思っています。

ハーブスイーツの香りのように優しい彩りが、多くの人々の暮らしに広まっていく。

そんな未来を胸に、静かに、しかし確かな希望をもって私達はこの日本ハーブスイーツ協会を運営しています。



白水諭

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