レモンではないのに、レモンの香り。レモングラスとブルーベリーのタルトに届いたお客様の声

2026年11月05日 20:45
ハーブスイーツのレビュー

〜レモンの香りがする、不思議なハーブ〜

レモングラスという植物をご存じでしょうか。

細長い葉を持つ、イネ科のハーブです。

その名前のとおり、レモンを思わせる爽やかな香りが特徴ですが、実はレモンとはまったく異なる植物です。

レモンはミカン科の果樹。一方、レモングラスはイネ科の多年草。

植物としての姿も、生育の仕方も異なります。

それなのに、どちらもよく似た柑橘系の香りを持っているのです。

そんなレモングラスの香りを、甘酸っぱいブルーベリーと組み合わせたのが、今回ご紹介する「レモングラスとブルーベリーのタルト」です。

香ばしいタルト生地に、しっとりとした生地、そしてブルーベリーの豊かな風味。

そこにレモングラスの清々しい香りが加わることで、果実のおいしさを違った角度から楽しめる焼き菓子になりました。

〜実際に召し上がったお客様のご感想〜

このタルトを召し上がったお客様から、こんな嬉しいご感想をいただきました。

«酸っぱくないけど、レモンの香りがする不思議な植物、レモングラス。ハーブスイーツに向くみたいですけど、このタルトを食べたら納得しました。ホントにレモンだ(笑)色々あるんですね、ハーブ。»

とても興味深いお言葉です。

特に印象的なのは、「酸っぱくないけど、レモンの香りがする」という部分。

これは、レモングラスの特徴をとても分かりやすく表現してくださっています。

レモンのような香りがするからといって、レモン果汁のような強い酸味があるわけではありません。

その違いを、お客様は実際に味わうことで感じてくださいました。

そして、「このタルトを食べたら納得しました」というお言葉。

レモングラスがお菓子に向いているという話を、知識として聞くだけではなく、実際のおいしさとして受け止めていただけたことが伝わってきます。

最後の「色々あるんですね、ハーブ。」という一言も、とても嬉しいですね。

ひとつのお菓子が、植物の世界に興味を持つきっかけになったのかもしれません。

〜レモングラスは、なぜレモンの香りがするのでしょうか〜

レモングラスは、東南アジアなどの温暖な地域で広く利用されているハーブです。

料理やハーブティー、香りづけなど、さまざまな用途で親しまれています。

その爽やかな香りを生み出す代表的な成分が、シトラールです。

シトラールは、レモンの香りにも関わる芳香成分で、レモングラスにも多く含まれています。

そのため、レモンとは異なる植物でありながら、よく似た柑橘系の香りを感じることができるのです。

一方、レモンの酸味は、主に果汁に含まれるクエン酸などによるものです。

つまり、レモンらしい香りと、レモンらしい酸味は、別の要素なのです。

レモングラスは、そのうちの香りの部分を楽しむことができる植物です。

今回のお客様が感じてくださった「酸っぱくないけど、レモンの香りがする」という不思議さ。

それには、植物の芳香成分という理由があるのですね。

〜ブルーベリーの甘酸っぱさと、レモングラスの爽やかさ〜

ブルーベリーは、小さな果実の中に甘みと酸味を持つ、焼き菓子にも人気の素材です。

加熱することで果実が柔らかくなり、生地の中に豊かな風味が広がります。

そのブルーベリーに、レモングラスの香りを重ねる。

この組み合わせには、果実の甘酸っぱさと、柑橘を思わせる爽やかな芳香という、ふたつの魅力があります。

レモングラス自体に強い酸味がなくても、香りによって柑橘らしい印象を添えることができます。

ブルーベリーの味わいを生かしながら、後味に清々しさを感じられるのです。

レモン果汁を加えたお菓子とは、また違った楽しみ方。

果実の酸味と、ハーブの香りを組み合わせることで、新しい味わいが生まれます。

〜タルトというお菓子が持つ、食感の楽しさ〜

今回のお菓子は、レモングラスとブルーベリーのタルトです。

タルトの魅力は、異なる食感をひと口の中で楽しめること。

香ばしく焼き上げたタルト生地と、しっとりとした内側の生地。

そこにブルーベリーの果実が加わります。

タルト生地の香ばしさは、果実の甘酸っぱさを引き立て、しっとりとした生地はハーブの香りを優しく受け止めてくれます。

さらに、レモングラスの爽やかな芳香が加わることで、食べ進める楽しさが広がります。

食感、甘み、酸味、そして香り。

それぞれの要素が重なることによって、ひとつの焼き菓子が完成します。

ハーブスイーツに向いている、という言葉の意味

今回のお客様は、レモングラスについて「ハーブスイーツに向くみたいですけど、このタルトを食べたら納得しました」とお話しくださいました。

このお言葉には、ハーブスイーツを伝えるうえで大切なことが含まれているように思います。

植物の特徴を文章で説明することはできます。

レモングラスには爽やかな香りがあること。

レモンのような芳香を持ちながら、果汁のような酸味はないこと。

果実や焼き菓子と組み合わせる楽しさがあること。

けれど、それを実際のおいしさとして理解するには、やはり食べてみることが大きなきっかけになります。

香りの強さや、生地との調和、果実との相性。

そうしたことは、ひと口のお菓子の中で自然に感じられるものです。

今回のお客様は、その体験を通じて、レモングラスの魅力に納得してくださいました。

〜ハーブには、まだ知らない楽しさがある〜

ハーブと聞くと、ミントやローズマリー、ラベンダーなどを思い浮かべる方も多いでしょう。

けれど、植物の香りの世界は、それだけではありません。

花の香りを楽しむもの。

葉の清々しさを楽しむもの。

果実や果皮の香りを利用するもの。

そして、レモングラスのように、別の植物を思わせる芳香を持つものもあります。

それぞれの特徴を知ることで、お菓子作りの可能性は広がります。

今回のお客様の「色々あるんですね、ハーブ。」というお言葉。

その素直な驚きは、ハーブスイーツの世界を知る入り口として、とても大切なものだと思います。

難しい知識から始める必要はありません。

おいしいと感じること。

香りを楽しむこと。

そして、どうしてこんな香りがするのだろう、と興味を持つこと。

そんな小さな発見から、植物との付き合い方が少しずつ広がっていきます。

〜お菓子を通じて、植物の魅力を知る〜

レモングラスとブルーベリーのタルトは、レモンを思わせるハーブの香りと、ブルーベリーの甘酸っぱさを組み合わせた焼き菓子です。

レモングラスは、レモンそのものではありません。

けれど、その爽やかな芳香は、果実のおいしさを引き立てる魅力を持っています。

今回のお客様には、実際に召し上がることで、その特徴を感じていただけました。

「ホントにレモンだ(笑)」

そんな驚きの言葉から、植物の香りを楽しむ喜びが伝わってきます。

そして、最後の「色々あるんですね、ハーブ。」という一言。

ひとつのお菓子が、新しい植物への興味につながったことを、とても嬉しく思います。

心のこもったご感想をお寄せくださったお客様に、心より感謝いたします。

日本ハーブスイーツ協会では、これからも植物の香りとお菓子のおいしさが出会う楽しさを、丁寧にお伝えしてまいります。


日本ハーブスイーツ協会
白水

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