カレンデュラのビスケットを焼き上げると、キッチンが陽だまりのような優しい空気感に包まれます。
細かくミルした花びらが生地に溶け込み、焼き上がったその色は、どこか懐かしい「くすんだ琥珀色」をしています。
派手な鮮やかさではないけれど、見つめていると心がじんわりと解けていくような、落ち着いたトーン。
それは、昼下がりの窓辺から差し込む、柔らかい光の粒をそのまま固めたような色合いかもしれません。
高い空から降りてくる光というよりは、古道具や木のテーブルに静かに馴染む、重なりのある色彩です。
このビスケットを眺めていると、不思議と自分の周りの時間が少しだけゆっくりと流れ始めるような気がします。
日々の忙しさのなかで、ふと立ち止まって深呼吸をしたくなる、そんな余白を運んできてくれる色。
お気に入りの器にのせて、温かい飲み物を用意する。
そんな何気ない動作のひとつひとつが、この色の持つ穏やかさに引き寄せられて、いつもより少しだけ丁寧になるようです。
特別な日ではなく、なんてことのない普通の午後に、この静かな色がそっと寄り添ってくれる。
それだけで、今日という一日が少しだけ柔らかいものに変わっていくような気がします。
正解のない曖昧な色のグラデーションのなかに、自分だけの静かな心地よさを見つける。
そんな風に過ごす時間は、私たちが思っているよりもずっと、心にとって大切なものなのかもしれません。
あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。
このカレンデュラのビスケットというハーブスイーツの『受講生の時間の中のハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/174442/
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[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]