ハーブスイーツに興味を持ち始めた方から、ときどきこんなご質問をいただくことがあります。
「ハーブって、全部食べられるんですか?」
たしかに、ハーブという言葉を聞くと、ミントやカモミールのようにお茶やお料理で使われるものを思い浮かべる一方で、庭や花壇で見かける植物もたくさんありますよね。
見た目だけでは区別がつきにくいものもありますし、「どこまでが食べられるハーブなのだろう?」と不安になるのも自然なことだと思います。
今日はそんな疑問について、やさしく整理してみたいと思います。
ハーブだからといって、すべて食べられるわけではありません
まず知っておきたいのは、「ハーブ」という言葉そのものは、食べられる植物だけを指しているわけではないということです。
私たちが普段ハーブと呼んでいる植物の中には、
・お茶として使われるもの
・お料理に使われるもの
・香りを楽しむもの
・観賞用として育てられるもの
など、さまざまな種類があります。
そのため、「ハーブ=全部食べられる」と考えるのは少し違うんですね。
食べられるかどうかは、それぞれの植物ごとに確認する必要があります。
お菓子作りでは「食品として流通しているもの」を使うのが安心です
ハーブスイーツを楽しむうえで、私がもっとも大切だと思っているのは安心感です。
そのため、お菓子作りに使うハーブは、食品として販売されているものを選ぶのがおすすめです。
たとえば、
・ジャーマンカモミール
・レモングラス
・レモンバーム
・エルダーフラワー
・カレンデュラ
・レッドローズ
などは、ハーブティーや食品用ハーブとして流通しているものがあります。
こうした食品用のハーブであれば、お菓子作りにも取り入れやすくなります。
反対に、園芸用として販売されている植物の中には、食用を前提としていないものもあります。
同じ植物に見えても管理方法や用途が異なる場合がありますので、安易に使わないことが大切です。
「庭にあるから大丈夫」とは限りません
ハーブを育てている方の場合、
「庭のミントを使ってみたい」
と思われることもあるかもしれません。
もちろん、育て方や管理状態によっては楽しめる場合もあります。
ただし、植物の種類を正しく把握していることや、食品として使うことを前提に管理していることが大切になります。
見た目が似ている植物もありますので、初心者さんほど慎重なくらいでちょうど良いと思います。
最初は無理をせず、食品用として販売されているハーブから始めるのがおすすめです。
ハーブスイーツは「安心して楽しめること」が何より大切
ハーブスイーツの魅力は、特別な知識を競うことではありません。
香りを楽しみながら、いつものお菓子作りに小さな彩りを添えること。
それが本来の楽しさだと思っています。
だからこそ、最初から珍しい植物に挑戦する必要はありません。
まずは食品用のカモミールやレモングラスなど、親しみやすいハーブから始めてみる。
そんな一歩で十分なんです。
安心できる素材を使いながら、自分のペースで楽しむ。
それが、ハーブスイーツとのやさしい付き合い方なのかもしれませんね。
日本ハーブスイーツ協会
白水
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